◆絵付師とは
絵付けとは、陶磁器の表面に絵を書く作業。
絵付師は、この絵付けを行い職人のことです。
修得した専門技術を生かして陶磁器ごとに必要とされるデザインを正確かつ芸術的に描き出すのが仕事となります。
陶磁器とは
土を練り固めて焼いた焼物の総称。釉薬や焼成温度の違いにより下記のように大別されます。
- 土器・・・素焼きのやきもの。窯を使わず、粘土を野焼きの状態で700~900℃の温度で焼いたもの。
- 炻器(せっき)・・・窯を使い、焼成温度は1200~1300℃。土器と陶器の中間的性質を示すもので、釉薬の有無にかかわらず、透光性・吸水性ともにないもの。
- 陶器・・・カオリナイト(カオリン)やモンモリロナイトを多く含んだ粘土を原料とし、窯で1100~1300℃の温度で焼いたもの。釉薬を用いる。
- 磁器・・・粘土質物や石英、長石→陶土を原料として1300℃程度で焼成。焼成温度や原料によって軟質磁器と硬質磁器に分けられる。
なりかた・資格・収入・等
絵付師に必要なものはデザインを正確に描き出すデッサン力です。
美術系の大学や専門学校などで基礎を学ぶ人が多い。窯業専門学校や窯業大学校へ進学し、絵付けのみならず、窯業全体の専門的な勉強をしておくこという方法もあります。
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