グラウンドキーパーの資格・グラウンドキーパーになるには| 仕事・職業解説ハロージョブ

◆グラウンドキーパーとは

グラウンドキーパーとは、プロ野球場をはじめとした野球場のグラウンド整備を仕事としている人たちのこと。

グラウンドに使う特別な土の調達や天然芝の育成管理、人工芝の保護管理などを行います。野球選手やソフトボール選手が全力でプレーできるように常にグラウンドの状態を万全な状態に維持していきます。

野球場で使用される天然芝は、暖地系として、野芝、高麗芝、バミューダ・グラス、寒地系として、ペレニアル・ライグラス、ケンタッキー・ブルーグラスなど。そのうち日本では、維持管理が比較的容易なことから「高麗芝」が多く使われています。

天然芝の長所としては、クッション性が良いことや、夏季にグラウンドの温度上昇を抑えられる、などがあげられます。短所は、刈り込みや雑草取りなどのメンテナンスが必要、イベントや他競技との併用が難しい、などがあげられます。

人工芝のフィールドは天然芝のものと比べて、ゴロ打球が失速しにくいことから、守備側の選手は素早い反応が求められます。イレギュラーも起き難い。

ただ、クッション性に優れず、芝の継ぎ目に当ればケガをするなど、プレーをする選手の身体への負担は大きいようです。

長所は、維持管理が容易、フィールドを多目的利用できる、耐久性がある、閉鎖式ドーム球場でも敷設できる、など。短所は、雨が降ると逆に滑りやすくなる、選手の足腰に負担がかかる、夏場の日中は温度上昇が激しい、などがあげられます。

民間の造園会社などに整備を委託しているケースが大半を占めています。そのため、球場の運営・管理をしている会社や球団、自治体に委託先を訪ね、採用状況を問い合わせてみると良い。

植物関係の知識を、専門学校や大学などで学んでおけば就職には有利。