消防官・消防士

◆消防官・消防士になるには

正式には「消防吏員(しょうぼうりいん)」といいます。これは法律上の身分呼称になっています。

ただし、一般にはなじみがないため「消防士」という俗称が用いられたり、警察官や自衛官との類推から「消防官」という呼称が用いられています。

消防官は市町村の消防本部に勤務する消防職員であり、消火・救急・救助・査察などの業務を行う者のことを指します。

地域には消防団員も組織されていますが、消防団員は地域住民により採用された「非常勤の特別職地方公務員(いわばアルバイトまたはパートタイマー)」にです。

それに対して消防官は消防業務に専門的に従事する「正規(常勤)の一般職地方公務員」になります。

仕事内容

消防官・消防士の主な仕事は3つです。

  • 火災の消火などの消防活動に関わる警防業務。
  • 火災などの災害を未然に防ぐための予防業務。建物の消防設備を定期的に点検します。
  • 病人やけが人を病院に運搬する救急業務。
    火災現場のみならず、災害現場、事故現場などでも救助活動を行います。

勤務体型は、消火活動や救助活動などに従事する交代制勤務と、予防業務に専従する毎日勤務とに大別されます。

なりかた・資格・収入・等

消防官になるためには、全国の各市町村の消防本部が行う採用試験を受け合格しなければなりません。

採用試験には学歴などの制限は無いようですが年齢制限はありますので関係機関に問い合わせてみることが必要です。女性も採用しています。

公務員であるためか比較的人気がある職業で、給与面でも危険性が伴うことが予想されるため一般の公務員と比較すれば高めに設定されているようです。何でも特殊勤務手当てが幾つか付き年収で700万越えが平均らしい。

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