国税調査官

◆国税調査官になるには

国税専門官は、税務署、国税局及び国税庁において、税務行政を執行する国家公務員。大学卒業程度採用(国家II種相当)に当たる職員を指します。

国税専門官は以大別すると以下の3つに分類されます。

  • 国税調査官・・・適正な納税額が申告されているか調査を行う。
  • 国税徴収官・・・期限までに納付されていない税金の督促や滞納処分。
  • 国税査察官・・・悪質な脱税嫌疑者の強制捜査。

仕事内容

国税調査官とは、適正な申告が行われているか否かを調査する専門家です。
納税義務者となる個人や会社などを訪れ、適正な申告が行われているか調査します。

就業者は国税局全体で約55000人程度と言われます。
ほとんどが男性なのですが、女性の国税調査官も増加傾向にあるようです。
かなり昔ですが、「マルサの女」という映画がありましたが、この職業がモデルとなっています。

なりかた・資格・収入・等

国税専門官になるには、国税庁が行う国税専門官採用試験に合格しなければなりません。

国税専門官採用試験の受験資格は以下のようになります。なお、試験のレベルは大学卒業程度とされています。

  • 年齢・・・21歳~27歳未満。
  • 学歴・・・不問

試験に合格後は、各国税局に財務次官として採用されます。そして、埼玉県和光市にある税務大学校和光校舎(埼玉県和光市)において約3ヶ月間の専門官基礎研修を受講します。

基礎研修では税法、会計学等、税務職員として必要な知識、教養及び技能等を学習することになります。

専門官基礎研修修了後は各税務署に配属され、調査及び滞納処分等の事務に従事します。

 

国税調査官は税務署に勤務することになりますが、他業種と兼務する人が多いようです。税理士試験に合格すれば独立することも可能です。

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