◆裁判官になるには
裁判官は、国家公務員法においては特別職の国家公務員にあたります。
制度の面から、最高裁判所の裁判官と下級裁判所の裁判官に分けられます。
裁判所法第46条により、下記に該当する場合は裁判官になれません。
- 他の法律の定めるところにより一般の官吏に任命されることができない者
- 禁錮以上の刑に処せられた者
- 弾劾裁判所の罷免の裁判を受けた者
仕事内容
裁判官とは、各裁判所にて法律に基づいた判決、量刑を下す職業です。差し押さえ令状や逮捕状の発行も行います。
刑事、民事、少年、家事などの事件に、法律に基づき審判して、有罪か無罪、罪の程度などを決定します。
簡易裁判所、家庭裁判所、地方裁判所、高等裁判所、最高裁判所に勤務することになります。最高裁調査官や事務総局の職に裁判官有資格者が就くこともあるようです。
なりかた・資格・収入・等
この資格を得るには、司法試験に合格することが第一歩で、その後司法修習生として裁判所で実務研修を1年受けなければなりません。
その後、最高裁判所が主催する採用試験を受験することになります。
最高裁判所の裁判官
最高裁判所の裁判官は、最高裁判所長官1名と最高裁判所判事14名で構成されています。
最高裁判所長官は、内閣の指名に基づいて天皇が任命。最高裁判所判事は内閣が任命します。
最高裁判所の裁判官は、識見の高い、法律の素養のある年齢40年以上の者の中から任命することとされ、そのうち少なくとも10人は、10年以上判事(若しくは高等裁判所長官)の職にあった者、又は高等裁判所長官・判事・簡易裁判所判事・検察官・弁護士・法律学の大学教授若しくは准教授の職にあって通算20年以上の者でなければならない(裁判所法41条)。
引用元:wikipedia・裁判官
下級裁判所の裁判官
下級裁判所の裁判官には以下の種類があります。
任命は最高裁判所の指名した者の名簿によって内閣が行います。
- 高等裁判所長官・・・高等裁判所の長たる裁判官。
- 判事・・・高等裁判所・地方裁判所・家庭裁判所に配置される裁判官。
- 判事補・・・地方裁判所・家庭裁判所に配置される裁判官。
- 簡易裁判所判事・・・簡易裁判所に配置される裁判官。
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