◆そろばんについて
そろばんは、串に刺した珠を移動させることで数字を計算する、古典的な計算補助用具の一種です。
そろばんを使った計算を「珠算(しゅざん)」と呼びます。
そろばんの起源については、古代メソポタミアなどでは砂の絵に線を引いて、そこの石を置いて計算を行った跡があると言われます。
日本では昭和の中ごろまで、事務職などに就く場合、珠算ができることは必須の条件でした。しかし、電卓の登場、その後のコンピュータの登場でそろばんを使い機会は激減していきます。
しかし、文部科学省が改定してきた小学校学習指導要領の算数の履修項目には常にそろばんが載っています。
指先を高速で動かすことや盤面を1つのイメージとして捉えることが「右脳の開発を促す」といった主張があるとされます。慣れてくるとそろばんを使わなくても暗算で計算ができるようにもなります。
そのため教具としては価値が再認識されています。
仕事内容
そろばん塾の講師(先生)は、そろばんを用いた計算(珠算)を専門に指導します。
コンピュータの普及により暗算能力の低下が懸念されている現在では、珠算教育の重要性が高まっています。
なりかた・資格・収入・等
一般社団法人日本珠算連盟や公益財団法人全国珠算教室連盟が認定する珠算検定があります。
全珠連珠算検定では級位は1級から15級。段位は初段から10段まであります。
1級程度から人に教えている人もいるようですが、初段以上の取得が理想とされます。
又、都道府県毎に実施される指導者講習会があり、単位を取得することで「珠算教育士」の免許が交付されます。
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