◆医師(医者)になるには
医師は、医療や保健指導を行う医療従事者です。
英語では「Doctor(ドクター)」。一般的には、お医者さんとか先生と呼ばれます。
医師になるには、大学の医学部や医科大学の教育課程を修了し、国家試験を受けることになります。
国家試験に合格したら、医籍登録をして厚生労働大臣よりはれて免許が与えられます。その後2年以上は指定されている病院において臨床研修を行います。
指定される病院とは、大学の付属病院又は厚生労働大臣指定の病院です。この研修を終えないと医業は続けられますが、病院・診療所の長となることはできません。
医師(医者)の仕事内容
患者の診療や治療、病気予防、検診、などを行います。
専門によって、形成外科、小児科、消化器科、精神科、脳外科、婦人科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科、等、多岐に分類されます。
救急患者や急に様態が変化する患者もいるので、どのようなときでも冷静な判断や行動が要求される職業です。
独立して開業医になる場合は、患者やその家族の病歴を把握し、ホームドクターとして患者の体長の変化にも気を配る観察力や注意力が必要となります。
なりかた・資格・収入・等
大学医学部か医科大学で6年間必要な専門知識を学び、卒業後医師国家試験を受けることになる。
現在は、医師臨床研修制度が定められているため、臨床研修が2年間あります。臨床研修医として経験を積むことが義務付けられています。
職場は、病院、診療所、医院、等。開業医として独立することもできますし、法医学者として司法解剖などを行うケースもあります。
雇用形態は常勤、非常勤と分かれています。
医師の収入・年収
構成労働省の調査では、勤務医(非正規雇用者を含む)の平均年収は1159万円(2008年)。
朝日新聞朝刊社説によると開業医は平均2500万円(2007年)ということで報告されている。
中央社会保険医療協議会による、「医療経済実態調査」(05年6月時点)では、個人開業医の収支差額は2744万円だとしたが、これには社会保険料や税金、設備投資借入金などが含まれていないので、実際は約2,000万円位だと言われます。
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