刑務官

◆刑務官になるには

刑務官は、法務省矯正局の国家公務員です。
「一般職の職員の給与に関する法律」の適用を受ける法務事務官で、法務大臣が任命します。

職務は少年院や刑務所に収容されている人の、諸指導、保安警備等。

階級

刑務間の階級は7階級に分かれています。最高位は「矯正監」、最下位の階級は「看守」。階級と役職は以下のようになります。

  1. 矯正監・・・矯正管区長、 所長
  2. 矯正長・・・所長、部長
  3. 矯正副長・・・部長、調査官、首席矯正処遇官、課長及び支所長
  4. 看守長・・・首席矯正処遇官、統括矯正処遇官、課長、課長補佐、支所長、支所次長及び支所課長(副検事選考資格が付与される)
  5. 副看守長・・・初等科グループ一般職員の矯正処遇官または係長及び主任矯正処遇官
  6. 看守部長・・・初等科グループ一般職員または矯正処遇官
  7. 看守・・・一般職員

仕事内容

刑務官とは、刑務所や拘置所で、入所している受刑者の日常生活や作業を監督するのが主な業務です。

時には、受刑者の相談に応じたり、社会復帰のための導きも行います。
仕事は夜間も続きますので交代制で勤務することになります。

なりかた・資格・収入・等

刑務官になるには、採用試験に合格しなければなりません。
合格後は必要な研修を経て刑務官になります。

必要な学歴は高卒程度。
受験資格としては、17歳以上29歳未満です。
人物的要素や身体的要素も考慮されます。

採用試験合格後は、集合研修と配属される刑務所、拘置所での研修を経て刑務官になります。

給与は、一般の国家公務員に適用される行政職俸給表に比べて12%程度給与水準の高い公安職俸給表が適用されます。

他に、扶養手当,住居手当,通勤手当,期末・勤勉手当,超過勤務手当等。

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