◆機動隊・SATになるには
機動隊は、一般の警察官では対処しきれない騒擾を警戒および鎮圧する警察部隊です。
主な任務は以下のようになります。
- 災害警備・・・災害が発生したとき個人の生命・財産を保護し、公共の安全と秩序を維持する救助活動。
- 治安警備・・・国の公安又は利益に係る犯罪及び政治運動に伴う犯罪が発生した場合、それを収拾する警備実施活動。
- 雑踏警備・・・多くの人々が集中することによる群集事故・雑踏事故を防ぐための警備。
- 警衛警護・・・要人の身辺の安全を確保し、誘拐、暗殺などの脅威から守る警備。
- 他・・・集団警ら及び各種一斉取締り。
SATとは、特殊急襲部隊(とくしゅきゅうしゅうぶたい)・英語のSpecial Assault Teamの頭文字から付けられた特殊部隊の通称です。
主な任務は、ハイジャック事件、重要施設占拠事案等の重大テロ事件、銃器等の武器を使用した事件等への対処。刑事部の特殊犯捜査係だけでは対処できない凶悪事件にも出動します。
そのため、武器の使用は警察官職務執行法第7条に基づいて行われ、現場に突入するようなときは機関けん銃や、自動式けん銃を使用することになります。
尚、ASTが出動した際は警視総監(道府県警察は本部長)、警備部長が指揮を行います。
なりかた・資格・収入・等
まずは、警察官試験に合格することが必要です。警視庁は警視庁警察官試験に合格しなければなりません。
警察官試験に合格後に警察学校を卒業することになります。警察学校を卒業して1年から3年程度で機動隊に転勤する例が多いようです。
ASTは主に機動隊から入隊希望者を募り、選抜試験に合格した者が入隊することになります。高い身体能力、判断能力及び強靱な精神力が必要とされます。
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