国有財産監査官

◆国有財産について

国有財産とは国が所有する財産の事です。私有財産または公有財産を国有財産にすることを「国有化」といいます。

国有財産は「行政財産」と「普通財産」に分類されています。
なおかつ行政財産は「公用財産」「公共用財産」「皇室用財産」「企業用財産」に区別されています。

行政財産

  • 公用財産・・・国において国の事務、事業又はその職員の住居の用に供し、又は供するものと決定した財産(庁舎、公務員宿舎、等)。
  • 公共用財産・・・国において直接公共の用に供し、又は供するものと決定した財産(河川、国道、港湾、等)。
  • 皇室用財産・・・国において皇室の用に供し、又は供するものと決定した財産(皇居、御用邸、等)
  • 企業用財産・・・国において国の企業又はその企業に従事する職員の住居の用に供し、又は供するものと決定したもの(国有林野事業)。

普通財産

原則として特定の行政目的に直接供されることがない、行政財産以外の一切の国有財産。

  • 行政財産であったものが不用となった財産
  • 相続税として土地などで国に納められた財産
  • 国が独立行政法人などに出資をした場合の出資による権利

国有財産監査官の仕事内容

国有財産監査官とは、国有財産が目的に応じて、適法、効率的に活用されているのか、あるいは国が、貸付・売却・譲与などした財産が指定した用途に供されているか監査する人たちです

財産を監査するという難しい仕事ですから、国家公務員1種合格者が多いようです。財務省に勤務します。

なりかた・資格・収入・等

国家公務員試験に合格しなければなりません。
必要とする学歴は種により違いはありますが高卒以上が原則です。ただし、ほとんど大卒以上です。

20~25年程の経験が必要とされるようです。

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