養殖業者(真珠)

◆養殖業者(真珠)とは

真珠は、貝から採れる宝石の一種。6月の誕生石であり、石言葉は「健康・富・長寿・純潔」など。パールとも呼ばれます。

真珠は貝の体内で生成される宝石で、生体鉱物(バイオミネラル)と呼ばれます。貝殻の成分が分泌する外套膜が、貝の中に偶然入りこむことで天然の真珠が生成されます。

天然での産出は稀で、「月のしずく」とか「人魚の涙」とも呼ばれるほど美しく、世界各地で古くから珍重されてきました。エジプトでは、紀元前3200年頃から知られていたと言われます。クレオパトラは酢に溶かして飲んでいたと伝えられています。日本では日本書紀や古事記、万葉集に真珠の記述が見られる程、真珠の産地としては知られていたようです。

養殖の歴史の古く、11世紀の中国では既に行われていたらしい。日本では、、三重県志摩市の志摩半島南部の「英虞湾(あごわん)」で養殖アコヤガイによる真珠の生産に成功しています。

養殖貝による真珠生産の歴史も古く、11世紀の中国などで既に行われているが量産することは難しかった。スペイン人たちは、アメリカ大陸を侵略していた時、ベネズエラという真珠の一大産地を見つけたが、その採掘のために現地の先住民を酷使し、絶滅させた。20世紀初頭には、ヨーロッパ資本が真珠の価格をコントロールしたため、真珠はダイヤモンドより高価な宝石となった。
そんな最中、1893年に日本の東大三崎臨海実験所箕作佳吉の指導をうけた御木本幸吉が英虞湾神明浦で養殖アコヤガイの半円真珠の生産に成功し、1905年、英虞湾の多徳島で真円真珠の生産に成功している。

引用元:wikipedia・真珠

 

真珠養殖業者は真珠の養殖に従事する作業者のこと。

主な仕事内容は、アコヤガイを健全に育て保つための水質や水温の管理、そしてそのアコヤガイに真珠のもととなる「核」を入れる、そして収穫などです。

アコヤガイとは

殻長10cm程の半円形、ウグイスガイ目 ウグイスガイ科に分類される2枚貝。真珠養殖に利用されることで「真珠貝」とも呼ばれます。

産地は愛媛県の宇和海、長崎県の大村湾、三重県の英虞湾など。

なりかた・資格・収入・等

比較的個人経営が多いため、会社経営で行っているところに就職するケースが一般的。

必要な資格等は原則としてないのですが、核入れの際などに極めて専門的な技術と勘が要求されます。

雇用は縁故関係などが一般的ですが、会社経営を行っている大規模な経営体では従業員を一般から募集される場合もあります。

 

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